2013年8月16日金曜日

 終戦記念日(敗戦日)が来ると、思い出すお袋さんの友達の愚かな行い。


 『つねちゃんも、馬鹿だねぇ~。何も、喧嘩して、嫌な思いして、行くことないのに~。』




 天気の良い、ある休日の午前中、お袋さんが、部屋であぐらをかいて、座椅子を背にして、テレビを見ている連れ合いの親父さんに言いました。おふくろさんの友達が、美容院に行くらしいのです。そして、その美容院にいる店主と、何やら喧嘩をしてしまったのだそうです。そして、喧嘩しているにもかかわれず、その美容院に通っているらしいのです。それも、いやな思いをしながら、行くらしいのです。美容院の店主だって、商売とは言え、いい気はしないし、迷惑でしょう。



 しかし、いますよね。こんな人。とても、人が良くて、犬に吠えられても物静かな平和主義の人。自分を主張することなく、穏やかな時間をこよなく大切にして、その緩やかな時間の中でしか、時を過ごす事しか出来ない人です。



 終戦記念日にいつもの通りの事を、いつものようにテレビでは放送します。韓国、中国が日本の閣僚の靖国参拝を批難します。そして、いつものように日本のマスコミは韓国、中国の2つの国の事をアジア諸国の国々と放送します。そして、アジア諸国の国々から、閣僚の靖国参拝を批難されていると放送するのです。



 良く日本は韓国や中国、アジア諸国に、色々な資金援助をしてきたような事を、テレビ、新聞で見ます。そして、それにもかかわらず、ひどい批難をされ続けています。そして、日本国政府は、日本に住んでいる国民には、何をしてきたでしょう。決して、日本国民の方を向いて、政策を実施してきたとは言えません。いつも、海外の国ばかりを気にしてきたように思います。



 資金援助、たいした金額ではないでしょうが、海外の国に資金援助する金があるのなら、日本の国の国民に援助する事は出来ないのでしょうか? 日本人の顔、姿を見ると、何やら何処かの国を追われた難民のようにしか見えません。道も家も、人が歩く歩道なんて、貧弱です。そして、多くの国民はそれで、良しとしているのかどうか、何も言わない傍観者でいます。



 何故って。戦争に敗れた日本には、失業者が溢れかえり、食べ物もなく食べられなかったと言います。そんな時代に生活保護者は、沢山いたといいます。今現在、生活保護者は戦後の生活保護者数より、上まあっているといいます。210万人だといいます。それにも、かかわらず、新聞やテレビでは、今の生活に満足している日本の人々は、国民全体の73%だといいます。何でしょう、これは? ぼやきたくなりますよ。ほんと。



 『馬鹿だねぇ~、日本は。そんないやな思いをして、他の国を気にかけたり、援助なんかするなんてぇ~。もっと、国内の人々の生活を豊かにする事に気を使ったり、政策を実施すればいいのに~。』



 本当にウザギ小屋に住む、まぬけな蟻なら、しょうがないけど、戦後焼け野原から根性だして、ここまでの日本にしたのは、誰がしたのかを考えて欲しい。そう、戦争に負けたけど、歯を食いしばって頑張った、親父達の御かげだよ。日本の国を批難する国が、多少なりとも手伝ってくれたのかい。絶対そんな事はなく、みんな自分の国の事で手いっぱいだったはずだよ。戦争に敗れたけど、ご先祖様の考えを引き継いだ親父達のおかげだよ。そんな親父達やご先祖様を批難する国や人の事を気にかけて、ご先祖様に頭を垂れ、両手を合わせて尊敬の念を示せないって法はないよ。



 しかし、日本人ひとりひとりがそうさせているのだ。ウサギ小屋に住むことで満足して、子供達が学校に通う歩道もなく、車道に白線を引いた道を歩かせているのだ。学校教育も形や上っ面だけのものでしょう。学校の窓ガラスが割れ、教室には石が散乱して、水浸しの状態になっているテレビ映像を最近見た。








 

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