2013年8月10日土曜日

 夏、8月になるとセミの鳴き声と、一緒に鳴き始めるマスコミの広島、長崎原爆投下と靖国参拝。そんな事等とは、無縁な暮らしをしている、心優しい長崎原爆被害者のお母さんとの出逢いと会話を思い出します。



 『娘に言われましたよ。お母さん、馬鹿じゃないのって。でも、私は娘に言いましたよ。これは、魂の問題だぞって。』




 今年の3~4月だったと思います。空気が暖かになり、桜の花が咲いていたと思います。息子に体を支えられ、茶色の厚地のもんぺを履いたお母さんに逢いました。お母さんは、ちょっと太めの体格で息子さんと同じぐらいの背丈です。160cmぐらいの背丈でしょうか。ふっくらした顔をしていて、目が見えないようでした。目の位置に眼球はなく、窪みがあるだけでした。世田谷区のゴミゴミした住宅地の片隅に建つ、平屋の素朴な家から、茶色にペンキ塗りした板のドアを開け、2人で出てきたのです。病院に行くためです。




 彼女は小さい頃、長崎に住んでいて、彼女のお母さんと一緒にアメリカ軍の原爆投下で被爆したそうです。そしてある日、長崎の県庁から、申請書が彼女の家に届いたそうです。その申請書に記名、判を押して県庁に提出すると、一生年金がもらえると云う事らしかったのです。ですが、彼女のお母さんと彼女は、その申請書には記名も判も押さなかったそうです。そして、時が流れ、親となった彼女は、自分の娘に言ったそうです。




 『支払われる年金は、国民の血と汗の結晶の税金からだぞ。昔は、みんな助け合ったもんですよ。向こう三軒両隣っていってね。』




 年老い、とても心正しい、古き時代の日本のお母さんだと思います。自分の意見を持ち、何が正しくて、何がそうではないのかを、自分自身の体の中に持っています。そう、おてんとうさまは、必ず見ています。それを、知っているのです。




 そして、隣りの国の韓国、中国、日本のマスコミが夏、8月今月になると毎度毎度、同じ事を言います。今回はアメリカも、一緒になっているようですね。




 『靖国参拝は許さない! 謝罪しろ! 従軍慰安婦ではない! セックススレーブだ!』




 向こう三軒両隣もいいけど、相手にもよります。何度謝り、どれぐらいの援助金を支払ったのか。現在も・・・。でも、日本と云う国は日本人に酷いことをしています。親と呼ばれる人が、習慣のように考えもせずに、無神経に自分の小さく幼い子供を大声で叱ったり、乱暴に叩いたり、殴ったりするようにです。そして、日本国の、その事について多くの日本人が、犬のように黙って口を開かないのが不思議です。隣の国や、他の国の事を考えるのもいいけど、国内の日本人の暮らしも気にして、少しは考えるべきだと思います。




 そして、日本人の多くの人が知っています、国会の議員さんの顔や姿をはじめ、日本人が人間の形をしてない事をです。それは、ちゃんした事が出来ないからなんだと思います。何をって? 人間らしく考えたり、生活することがです。だって、隣の国の人の云う事を気にして、自分達のご先祖様に感謝と尊敬の念を込め、頭を垂れ手を合わせる事が出来ないのです。人間として、当たり前の事が出来て、はじめて人間の形になるのだと思います。それが出来なくては、誠に、ウサギ小屋に住むまぬけな蟻だと思います。




 ちょっと前、日本に不法滞在していた大勢のフィリピン人がフィリピンに強制送還されました。でも、彼等全てではないと思います。そんな彼等の中の2人の女性が顔を下に向け、日本人に見えないように赤い舌を出し、アカンべーをしたのを知っています。不正や貧困がどこの国にもあるように、そのような人達も、どこの国にもいます。そんな人達もいることを知って、事をするべきだと思います。日本人が、ちゃんとした、顔、姿形の人間になる為にです。そして、世界の人達から、こういわれたらどんな気持ちがするでしょう?




 『ほら、あれが日本人だよ。素晴らしい家に住んでいて、素晴らしい生活をして、おてんとうさまが笑顔で見ている人達なんだよ。ものを知ってる、立派な人達だよ。』





 


 

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