2013年10月6日日曜日

 世田谷区の賃貸不動産屋が差し出すA4サイズの賃貸平屋図面と、民主党、自民党が進めるTPPが何故か奇妙に似ている雰囲気


『ほっれ、さっき出たばっかりだよ。』



 ここは、東京都世田谷区にある街の不動産屋の店内です。東京の不動産屋は、ご存知にように、狭い店内に二人ぐらいの男がいます。その一人が、部屋を探している私に、奇妙な笑顔を見せて私が座っているテーブルの上にA4サイズの用紙を差し出します。男の歳は50ぐらいでしょうか、頭の頭髪は黒々としていますが、薄くなっています。小太りで、白いワイシャツにネクタイを締めていて、紺色の背広を着ています。私はA4サイズに書き込まれている部屋の間取り図を見ました。それは、秋の午後3時頃の晴天の日の京王線沿線の不動産屋の店内の事でした。



 間取り図をチラッと見て、私には、不動産屋の奇妙な笑い顔の理由を理解しました。幾つかの不動産屋を回って部屋をさがしだしたのは、相当前からです。何件かの不動産屋が、その物件を私に勧めました。そして、随分前に、その物件を一度見ていたのです。とても、普通の感覚の人には住めない住宅です。



 物件は平屋の一戸建ての賃貸物件です。物件の周りはぎりぎり、車が通れる幅がある砂利道に囲まれて、変なところに変な感じで建っています。道を歩く歩行者からは、この物件に住む住人の生活が透けて見えるようです。なんか、風通しが良すぎる、ちょっと寒くなるような感じを持つ住宅です。プライバシーもなにもない、何か家畜を住まわせるような空気を持つ住宅でした。



 けっして、敷金、礼金、賃料を支払って住む人はいないでしょう。ですが、その賃貸物件の建物がどうようなものなのか知っているのかどうか分かりませんが、街の不動産屋は、よく勧めます。



 現在の自民党が進めるTPPの反対理由が、インターネット動画に掲載されています。TPPを日本に進めるアメリカ国内でも、TPPの批判が高まっています。それと、TPPを進める人たちの顔が良く見えないのが、気になります。アメリカ国内のTPPに反対する人たちの言い分は、アメリカも参加各国も、何の利益もないと言います。一部の財界人の人たちだけが、利益を受けるだけだと言うのです。そして、アメリカを含めて、参加各国の国民は、家畜のような取り扱いを受けるというのです。



 インターネットに掲載している、TPPに反対する多くの動画では、TPPに参加を勧める人たちは、国や国民、利益を、一握りの企業に売り渡す売国奴だっと言います。そして、その理由は、私達の生活の中に入り込み、現実的で圧倒的な説得力があります。



 日本の国民が、TPPの内容を知らないと思って、不動産屋のような奇妙な笑顔を浮かべて、テレビ画面に映る議員さんたちが、本当にまぬけに見えます。どんな理由でTPPを推進するのか議員さんに尋ねたいと思います。ふつうは、脅かされても、入らないと思うんだけどね。



 どのような事情、理由で入らなければならないのでしょう? 多分、恫喝されているのでしょう。ほんとうに情けない。








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