『あ! ちょっと待って、私がどこの国があってて見ます。スパニッシューの人ですか?』
『いいえ、違います。』
『ええ! それじゃー、アメリカの人ですか?』
『いいえ。』
『ちょっと待ってね。ヨーロッパでしょ?』
『ええ。そうです。』
『イギリスの人ですか・・・?』
『ポルトガルです。スペインの隣りです。』
年配の女性でした。そんなに大きくはなく、もちろん、アメリカ人ほど大きくは有りません。日本人の大き目の奥さんぐらいでしょうか。でも、この女性、結構精悍な顔をしています。年齢は60歳ぐらいでしょうか? 髪の毛は茶色に白髪が、混じっていたようです。身長は170cmぐらいですね。学校の先生をしていると云っていました。
『そういえば、今日、ポルトガルのニュースを流していましたよ。』
『それは、どのようなニュースですか?』
『ポルトガル国内の失業率が14%の高さなので、国内で仕事を探すより、昔の植民地で仕事を探せと大統領が言ったらしいのです。そして、同じポルトガル語を話す、ブラジルに仕事を探しにいくポルトガルの人が多くいるというニュースです。』
『そうなんですね。ポルトガルは失業率が14%と高いのです。ユーロに入って、最初は良かったのですが、力が違うでしょ? だから、今ユーロを抜けるとお金が半分になっちゃうんのです。ユーロに入らなければよかったのです。それでも、スペインなんて24%の失業率なんですよ。』
朝のラジオで流されたポルトガルのニュースを話すと、とても興味深げに聞いていました。そして、ポルトガルの実情を、困ったように話し始めました。若い人が、両親の援助で大学を出て、仕事がないので、大変寂しい思いをしていると云うのです。
でも、何か、日本もそうなってしまうような気がします。何故かって云うのは、現在の日本政府、その前の日本政府を見ていると、何も出来ないでいるからです。見ていると考える事が出来ないのが分かります。彼等、民主党、その他の議員さん達が、何をしているのか分かりません。何を言っているのかが分かりません。小学校、中学校の生徒の学級委員のような気がします。
小学校4年生の時です。クラスに風紀委員が作られました。クラス担任の男の先生が言い出して作ったのです。元気の良い、女の子がなりました。女の子は、クラス会があると教室の中で元気良く、はっきりと私に向かって云いました。
『山田君は木に登っりました。危ないので止めて下さい。』
それを聞いて、私はちょっと驚きました。学校にある木に登った事がないのです。そして、私は座っていた席から、お尻を上げ立ちました。そして、教室の罪人を罰する雰囲気の流れに飲まれ言いました。
『はい。すいませんでした・・・。』
女の子は、次々に名指しで男の子の悪さを発表しました。そして、そんな風紀委員も何度か元気の良い発言を残して、いつの間にかなくなってしまいました。
今の野田政権は、昔の小学生のときの風紀委員をした女の子と同じです。原発事故、原子炉の状態も分からないのに、状況が収束してもいないのに、冷温停止状態だと言って、原子力発電所を再稼動をしようとしたり、消費税を増税するような景気じゃないのに、増税をしようとしていたり、ちぐはぐだよね。説明自体も、おかしいよ。命を掛けて増税する、なんてのも。
縞模様を体に持つ、小さな可愛いリスが、籠の中の車で遊んで回るように、くるくる、くるくる回っているだけのようです。目標を持っていないようです。一体、どうしたいんだろ。そんな内閣や、政党に次は無いよなぁ~。
無くなるのは政党ばかりか、日本も無くなっちゃうよぉ~。ちゃんとした、考えが無ければ。自分で考えなければ、他所の国の云う事を、そのまま聞いてばかりでは。
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