2011年12月16日金曜日

用賀の鯛焼き屋の鯛焼きを2匹買って食べ歩きをして思う、不景気

 暗闇のアスファルトの道を歩きながら、小さな白いビニール袋に入れた白い紙袋に入った鯛焼きを右手に持ち食べ始めた。用賀駅の近くにたこ焼きと、鯛焼きを売る小さなお店がある。小さな店の中に、3人の男女が、焼けた鉄板を前に立ちながら、働いている。黄色いユニファームに赤い前掛けを腰に巻いている。頭には白い頭当てを被っています。



 鯛焼きですが、あまり焼きが入っていません。薄いクリーム色の白っぽい色をしています。裏と表の継ぎ合わせが、でこぼこです。まあ、熟練していない鯛焼きの焼き方なのです。どうでもいいや、と言った感じの鯛焼きです。小豆あんこは、十分入っています。ですが、まっ、いっか、と云った鯛焼きです。


 まあ、しょうがないのです。分かります。従業員として働いているのです。客が喜ぼうが、嫌がろうが、分からないのです。どうでもいいのです。時間まで働くことしかないのです。


 近くには、大判焼なる丸い似たような今川焼きのような店があります。こちらは、色も味もいいものです。ですが、無愛想な親父がやっていて、喜んで買おうとは思わない店です。


 今、何か販売者も購入者も、何かかみ合っていないような空気があります。大戸屋と呼ぶ青い看板に白抜きの文字をした定職屋さんがあります。商売も安定しているようで、良く見る店です。そんな大戸屋を、まねして、ひとつの定職屋さんが現れました。おはちと呼ぶ定職屋さんです。オレンジ色の看板に白い丸を描いた店です。ですが、このおはちと呼ぶ、定職屋さん、今はどこにいっても見ません。当然だと思います。


 おはちと呼ぶ定職屋さんに、入って定食を注文しました。世田谷区の千歳烏山の店です。目抜き通りの雑居ビルの2階にありました。前のテーブルに置かれた定食を前ににして、箸をつけずに黙って店をでました。それいらい、一度も入ったことがありません。そして、いつのまにか、千歳烏山の雑居ビルにはなくなりました。そして、どの街でも、見かけなくなりました。



 確かに、なくなる店ってあります。店の都合だけを考えた商売をしているんですね。日本が現在、国難を呼ぶ状態にいるのも、世界が変わっているのに、その状況に対応していないのです。ヨーロッパやアメリカも経済がうまくいっていません。世界の状況にあっていないのです。



 当たり前の事ですけど、自分がうまくいっていないのは、自分の事を考えていないのです。怠け者か、間違った考えに従った事をしているのです。あるいは、やっていないのです。大体がやればいいのに、やらないのが、原因だと思います。明日やろうとか、今度にしようとか、問題先送りとかですね。


 民主党って、どうでしょう。マスコミのニュースを見たり聞いたりしているところ、自分の都合だけを考えてやっているような感じを受けます。庶民と約束したこと、やって欲しいことは、出来ないでいるようです。やらないでいいような事を、一生懸命しているようです。

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