2011年12月4日日曜日

82歳の奥さんの感覚って、日本人の偽らない姿なのかも知れない。

 『ええ! 日本の電気代って世界一高いの?』
 『ええ。そうですよ。ほら、この間の福島原子力発電所事故で、色々調べたら、日本の電気料金って、世界一高い事が分かったんですよ。』



 年老いた奥さんと、お話をしました。彼女は、自分は82歳だと言います。そして、自分はのんびりしていると言います。これから、運動場に行って運動をするのだといっていました。ゆったりした体の動きをしながら、おぼつかない足取りで運動場に向かって歩いていきます。



 『そうなの、知らなかった。請求書が来れば、何も考えずに払っちゃうから。』
 『多分、調べてみたら何でも高いんじゃないんですかねぇ。』



 彼女は昭和初期の生まれだといいます。戦中、戦後を体験して今は何でもあるといいます。そして、いつ自分は亡くなっても良いと言います。



 『私はのんびりしているから。でも、男の人は大変よね。』



 そのとおりだと思います。意識するしないは別にして、男は家族を守るために、命を賭けるのです。 でも、何か違いますけど、何も考えずに自分の家に届いた請求書の金額を支払ってしまう。それが、日本人の普通の人々ではないでしょうか? 電気代、ガス、水道、電話、社会保険、年金保険、某国営放送、携帯電話代、インタネット代、家賃。ええとあとなんだろう。むしられても、むしられても、しぼりとられても払い続ける国民性なのでしょう。

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