2009年11月5日木曜日

民主党の次にくるもの。考えを作り出せる環境を知っている人達でしょう。





 『ハワユー。』



 小さな子供が、大きな声で言いました。日本人の男の子です。そこは、世田谷区の砧にある運動施設です。体育館、屋内プール、テニスコート、野球場等、たくさんの運動施設がある場所の中です。どうも、外国の方々がたくさんいて、何も考えずに言った様なのです。そうですね。海外の方の、この言葉は耳に残りますね。そんな事で、小学生の男の子は、なんとなく面白おかしく言ったのです。



 違う世界から来た人々の言っている事が分からずに、何となく見たり、耳に入った言葉を聞いていたんだと思います。そして、ハッキリと記憶に残った言葉を子供の素直さで発音したのです。



 民主党が政権を取って、与党になりました。確かに民主党は、国民の生活が第一と、言いました。それは、何を意味しているのでしょう。



 『仕事ないんだもの。ハローワークに行ってもさぁ。ほんとにさぁ。』



 白いタバコの煙を口から出しながら、彼が言いました。大きなタバコの吸殻入れを真ん中にして、大の男が数人で立ち話をしていました。小柄で坊主頭の彼が、私達に言いました。60歳だと、彼は言いました。何の隠し立ても必要もないような素直な男の人です。長い間、営業の仕事をしていたそうです。軽トラックや乗用車で営業周りをしていたそうです。 景気が悪く、長年勤めていた会社に仕事がなくなったようなのです。



 景気が悪化していて、仕事がないのです。世界的に景気悪化なのでしょうけど。そんな彼には、民主党の政策や政治家の方達が、遠い存在です。海外の人達と同じようにしか思えません。小さな男の子のハワユー(国民の生活が第一)としか聞こえないのです。政治が自民党から、民主党に変わっても内容が変わるとは思えないのです。やはり、同じ人種の人達が、政治を行うわけです。政治家と呼ぶ素材自体が変わらなければ、出来上がる政治は、また同じではないでしょうか。真に日本の景気、または日本人の生活を変えるには、生活者レベルの意識を持っている者達が参加しなければ駄目なのでは、ないでしょうか。政治の事務的な考えを持つものではなく、暗闇に明かりを灯せるリーダでなければ。



 秋も深まり、あっと言う間に日が沈んでしまう日々になる季節になりました。

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