2012年4月5日木曜日

 ブラジルや海外の人達の生活を豊かであると云う会社員と、やっぱり日本が一番良いと言う心臓手術を受け病院に仕事を持ち込んで仕事をする会社員と、福島原子力発電所事故


 『80歳を過ぎているってんで、じゃ~、豆腐が良いだろうって事になってね。柔らかい料理がね。』


 『へえ~。確かにねぇ。80歳じゃやねえ。でも、1人なんですか、家族は?』


 『うん。奥さんと、息子も一緒に家族でね。』


 『ははは。そうだよね。向こうの人はね。』




 貿易商をしている会社員の人と話をしました。もう陽も暮れ、周りは暗くなっていました。春は近くにありますが、まだちょっと寒い日でした。そんな日に、ブラジルの人を接待するのだと言うのです。ブラジルから鉱物を輸入しているのだと言います。その鉱物は、水晶だといいます。




 『ほら、ブラジルには日系人がたくさんいて、良く働くので、尊敬されているんだよね。日本人はね。ほんとに助かるよ。』


 『へえ~。確かに、私達は、その日系人の元ですからねえ~。ははは。』




 ブラジルで商売をするうえで、日本人であることが仕事をしやすくしていると、云うのです。その会社員は、今問題になっている中国のレアアースも取り扱っていて、専門はレアアースだとも言います。レアアースの専門を30年間関わりあっているともいいます。




 『でも、やっぱり海外の人達の生活は豊かだよね。なんだかんだいっても。色々とね。東京の人達を見ていると、何か楽しいのかなあって思うよ。』


 『ふふふ。そうねえ。私なんか、家賃払っているだけですよ。ははは。』




 そんな事で、貿易商の会社員である彼の話では、海外の人達の生活が本当に豊かにあると云います。世界を見ている目なのだと思います。そんな彼と話しをする前に、やはり、貿易の仕事に関わりのある会社員と話をしていました。




 『やっぱり日本が一番だね。安全だしさぁ~。』


 『確かに日本は安全だよね。ははは。』



 『アジアとか、欧米にも良く行ったんだけどね。脅かされるのよ。危ないから、車から腕時計をした手を出していないでって。腕ごと持っていかれちゃうからってね。まあ、何かあると困るから、脅かしているんだと思うんだけどね。アジアなんかね。』




 そんな会社員は、最近、心臓の手術をして、これから病院にパソコンや仕事の書類を持ち込んで仕事をすると云うのです。心臓の手術後に、肺に水が溜まってしまったのだそうです。病院から、入院して治療を受けるように云われて入院していたのだけど、仕事をしなければならないので、仕事が出来る準備をしているのだそうです。でもさぁ、心臓手術をした後で、病院内で仕事を続ける人っているのかぁ~、普通・・・。この社員、青ざめているというより、白っぽい顔をしています。血の気がないような・・・。



 何が本当の事なのでしょう。同じ貿易の仕事をしている人達でも、考えや意見が分かれるような事をいいます。福島の原子力発電所事故のようにです。安全だと云って、原子力発電所を設置した日本国政府と東京電力。安全なら、大丈夫だろうと、設置を認めた福島県と、福島の人達。



どっちにしても、蒔いた種は刈り取る事になるのです。窓から飛び降りろと云う人も、飛び降りたた人もです。俺は関係ないねって云っても、現在はアメリカのインデイアン酋長が言うように、蜘蛛の巣のように複雑に絡み合っているのです。貴方が口の中に入れる食べ物や、空気の中にも、知らない人達が育てる食料や放射能が存在しているのです。



 『死の街だね。』



 正直に福島の街を見てきた大臣が云って、大臣を辞めさせられました。大臣のポストにある人が云ってはいけないと云われてです。何が本当の事なのかの前に、本当の事を言える、話せる環境が必要ですね。子供と親の会話も、会社や社会の中にも、たくさんの豊かな意味の会話が・・・。建設的な・・・。


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