2011年9月11日日曜日

自分の都合で怒り狂う人と、日本国政府と日本国民


 『何故間違うんだ! どうしてなんだ! 駄目じゃないか!』



 彼が、彼の机の前に座っている私に、怒りを爆発させて怒鳴りまくっています。彼は、私の管理者となる人です。ですが、歳が若く、考えも無く、ただ会社の都合で管理者となっている、人間関係の経験の浅い人なのです。拳を振り上げ、自分の立場を固めるように有無を言わせぬ態度を示します。彼は、私の事で、周りの人達から良くない事を云われているのです。昔から彼と一緒に働いている人達からです。既存権益を持つ古くから居る人達です。



 『しょうないんじゃない。なれていないんだから。無理だろ。そんな急には。』



 道理を説く私に、彼の顔が下を向きます。一言もないようなのです。ですが、少し時間が経つと、頃合を計って、同じように声高に叫びだします。しかし、どうしても道理を説く私には歯が立たないようなのです。彼が遠くにいる穏やかではあるが、昔からいる組合の役員に声を掛け助けを求めます。



 『ねえ、そう思うでしょ。山中さ~ん!』



 山中さんが来ました。彼も話の出来ない人なのです。始終ニヤニヤ、ニコニコしている人ですが、組合員を集めた会合でも、ちゃんとした話をすることが出来ずにいます。毎回の会合の席で、ニコニコして、何を言っているのか分からない人です。組合員も了解していて、誰も何も云わずに、彼の気が済むまでニヤニヤ、エヘエヘと言った話をきいています。そんな彼が、やってきて、私の側に座りました。そして、日本人特有の、こういった状況をやり過ごすやり方を私に伝授しました。



 『黙って聞いていればいいんだよ。・・・。』



 そうなんですよね。これが、日本人が何時もやってきた事なんですよ。ただただ理屈も道理もない話を、黙って聞いてやり過ごしてきたやり方なんです。そんな、彼らに、私が言いました。



 『でも、誰が云ったの。それ。名前は分かるの?』
 『知らない。』
 『連絡先は?』
 『分からない。』
 『住所は分かるの?』
 『分からない。』



 そうなんです。電話でクレームが会社に入ったらしいのです。そして、どこの誰かも分からずに、話を聞いて額面道理に私を、日頃昔の仲間からの良からぬ話を耳にして、これ幸いと私を攻めているのです。確認をする事も出来ない、そんな頭も、考えも無い人達なのです。あるし、いるんだよね、こんな会社、会社員。初めて勤めましたこのような会社に。不景気で、仕事ないもの、しょうがないからね。



 『でっ。どうするの? そんな事で、今後の私との関係をどう、修復するつもりなの?』



 私からの話を聞いて、話の展開が全然違うところに行っているのに、何も分からない人達なのでした。周りの人達も、ちょっとあきれています。管理者としての無能さ加減が、露出していまったのです。化けの皮が剥がされてしまった様相です。



 増税路線を強力に推し進めようとしている、野田内閣のニュースが流れていました。財務省の思惑が、野田内閣を通して、現実の姿になるような空気です。



 でも、何故か、日本人の体質を現しています。誰でもいいんだね。何か、道理とか筋道とか、科学的な説明もなく、強引に話をすると、それで後は通ってしまう。誰が言い出したのかも確認しないで、通してしまう。馬鹿でもちょんでも、なんでもいいんだね。



 増税の必要性を説く内閣ではなく、増税しない考えを持つ議員さん、内閣が必要なのです。資源には限りがあります。税も無制限に徴収する考えになってしまっては、カダフィ政権や、シリアのような事情と同じです。



 増税する必要性を誰もが、納得出来る説明が無いのが、現在までの日本国政府です。ニヤニヤ、エヘエヘ笑って、組合の会合を説明する組合役員では、駄目なんだよね。ちゃんと説明する能力が無いと、自分の国は自分で守れないと、拉致された人は、ちゃんと返してもらわないと駄目なんだよね。ただただ、増税すれば、良いんだの考えだけでは、駄目なんだよ。一部の人達の都合だけで、納得するような考えだけでは・・・。



 福島原発事故の放射能漏れは、広島原子爆弾の何百倍だってえ・・・。これからも、続くんだろ、放射能汚染は・・・。



 一時が万事のような感じの日本のような気がする。最近話題が震災復興、原発事故、台風災害にありますが、前には、国難と呼ぶ、不景気があって、いまもその不景気の中にいる日本なのです。



 ひとりひとりが、ちゃんとした地についた話をしないと駄目なのです。親と子が、隣人が軽い感じで、話を始めないと、始まらないのです。

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