2009年10月2日金曜日




 『ヘン!のろまのおまえにできるかい!』



 何かやろうとすると、私を嘲笑う母の顔と、声が私の中に現れます。そんなものが、心の中に住み着いていた事に気が付いたのは何時ごろだったでしょう。小さい子供時代から、ひどい事を言われ続けましたが、兄弟の多い三男なのでしょうがないとも思います。 軽い冗談のつもりで、言っているのです。ケラケラ笑いながらね。でもね、話を聞くと、どこの親御さんも似たり寄ったりのようですね 。



 そんな事で、親元を離れて生活して、なんの意欲もない日々を送っていました。流れる月日の中で苦しみ、さまよっていました。何度かお金儲けの話に飛びついてみたりもしましたが、空しい蜃気楼のような誤魔化しばかりでした。それが、私の人生でした。しかし、そんな中で、自分と呼ぶ人間に少しずつ気付いていました。そして、自分を変えようという意欲も湧いてもきました。多くの成功している人達の言葉や考えを学習してみたりもしました。継続こそ力なりと。でも、何か根本的なものが足りないようです。 それは、多分自分を動かす動機です。



 こんな自分の志は、自分に正直に生きる事です。嘘つきは誰も信用しませんからね。そして、幸せな人や、成功した人、努力している人に惜しみない祝辞を心からの笑顔で、述べられる人になることです。穏やかな顔で、違った考えや、異なる人を理解して受け入れることが出来る人になりたいのです。何故って、 私自身が、そんな人に逢う度に感謝しているからです。



 そんな自分に出来ることは、自分に言い聞かせることです。何度も自分に言い聞かせなければならないと思っています。言い聞かせたことが現実の姿になるまで言い聞かせる必要があると考えています。暇があれば言い聞かせています。今も。

お父さんとお母さんの動機


0 件のコメント: