2013年4月17日水曜日

 深夜のスーパマーケットでジャガイモ2袋を購入して、家に帰ってから、ハッと気が付いた風景



 『御姉さん!』


 『はい! 直ぐ行きます。』




 昨日の深夜の事です。平成25年(2013)4月17日の春の夜です。時間は午前3時頃です。麻布十番の商店街にある、24時間営業のスーパーマーケットに入りました。スパーマーケットの店先に置いてある野菜、果物、ナッツ類に惹かれて、安ければ購入しようとしたのです。春先に収穫された鹿児島産の大きなじゃばいもがセロハンのようなビニール袋にいれられていました。一袋、ジャガイモが、5つ入っていて198円です。




 深夜の客がいない店内に、じゃばいもが入ったビニール袋をふたつ持って入りました。なにやら、搬入された沢山重ねられた平べったい緑色のケースから商品を陳列棚に移し変えている赤い制服を着た女性の後姿を見て声を掛けました。




 会計レジは3つあり、ひとつのレジだけが使えるように他の2たつのレジの机には灰色の買い物カゴが置いてありました。清算できる会計レジの前の机にじゃがいも袋を置いて待っていました。明るい店内から、ガラス越しに深夜の夜を眺めていると、直ぐに陳列棚で作業をしていた女性がレジを打ち、小さなレシートを会計する為に設置してある会計ケースに起きます。




 レジ係りの女性の顔を見ることなく、会計を済ませて、店をでました。しかし、釣銭を差し出す、彼女の両手が痩せて皺くちゃなのを見ました。なんとなく、ちょっといつもの感じの手ではありません。相当、年齢のいった女性です。腰も曲がり、背中も相当曲がっています。顔を上げることが出来ないぐらい体が前傾姿勢の女性です。まったくのおばあちゃんです。痩せて老けて、それでも仕事をしています。想像出来ない、初めてのレジ係の作業者です。




 そんな昨日のスーパーマーケットで購入したじゃがいもの事を思い出させるニュースが今日流れています。生活保護の受給者が9ヶ月連続で増加したとの事でした。215万人が生活保護を受けているとの事です。雇用状態も大変厳しく生活をする事も楽じゃない報道です。




 そんなニュースが流れる今日は朝から外を吹く風は強く、ベランダにおいてある植木鉢の植物の枝や葉が、ゆれに揺れています。しかし、そんな植物の枝や葉より、今東京で生活している庶民の生活は、不景気と生活不安の不気味な強風に大いに揺れています。




 東京都知事の猪俣さんが、ニューヨーク知事に逢いに行ったとのニュースも流れ、オリンピック招致の応援を求めたと言います。しかし、ニューヨーク、東京と2人の知事の顔色はなんだか冴えません。なんだか、ちょっと違うようなぁ~と言った顔をしています。本当にそんな事を話し合う空気なのでしょうか? アベノミックス? 関係ないようです。庶民には。今のところは、全然遠いところにあります。







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