『ほらね。あの奥さん。いつも、ふらふらふらふら歩いているの。』
東京は目黒区中目黒にある酒屋さんで、アルバイトをしていたときの話です。店の奥さんが、ある奥さんを見ながら私に話しかけてきました。良く晴れた天気の良い暑い夏の日の午後でした。私の目は、酒屋さんの奥さんが見ている目の方向を見ました。背の低い痩せて丸まった背中をした中年の女性が、何かほうけたように歩いています。前からなんとなく私の目には映っていたのですが、酒屋さんの奥さんに言われるまでは、意識したことがありませんでした。
目標を持ってない人々の一人だと思います。なんとなく生活をしているのです。何がなんだか考えてもわからないときってあります。何かに出逢うか、しないと駄目なのです。生活費もあり、なんの必要性も感じないのです。さまよえる精神なのかもしれません。それがわかっても、なかなか自分の精神や行動を、自分の考えるようにはできないものです。
現在の日本の政治もそうのようです。菅内閣と呼ばれる日本国の政府。どうも、うまくいっていないようです。ふらふらしています。でも、こんなに日本の人々が、これほど日本国の政治に興味を持って見ていたときがあったでしょうか?
いったい日本はどうなっちゃったのでしょうか?
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