どこに行っても狙われる人っているんじゃないかなあ。海外に限らずさ。以前、こんな事があった。渋谷のNHKに通じる公園通りと呼ぶ道だ。今は世界的に有名になってしまった渋谷の大きな交差点からその道に入って直ぐのところだ。西部デパートが横にある信号機の前だ。大勢の人達の最前列で知り合いとふたり立ち止まって信号が青になるのを待っていた。すると、目の端に横から歩いてくる女が見えた。信号機待ちをしている人達の前を歩いて来るんだ。横からさ。そして、私の前に来ると、くるりと体を回し私の正面で立ち止まり私と真正面で向き合った。背の低い小柄な女だよ。歳はどれぐらいかなあ~、20代後半かなあ。尋常じゃない可笑しな目つきをしていた。ひと癖ありそうな目だ。どんな服装をしていたかなあ~、忘れてしまった。でも、みすぼらしい服装ではなかったなあ。
見ると、首から紐の付いた箱をぶら下げている。そして、両手でその箱を持っている。白い箱だ。箱の真ん中には赤い小さな十字マークが書いてある。そして、お金を入れる為の穴が横一文字に開いている。女は私の目を突き刺すように見ながら、ぐい、っとその箱を私の前に突き出した。女の目は、分かるだろう!、ってな目をしていた。
私はうろたえていた。こんな場所で、信号機前で、一体これは何なんだろう?、ってさ。ええ!!、って感じだよ。な!、な!、何だあ!、何がどうなっているんだあ!、って感じかなあ。どうするんだ、どうしたらいいんだあ、頭の中が真っ白になりそうだった。信号機も直ぐに変わるだろうし。隣に立っていた知り合いが女に尋ねた。
知り合い:『何の募金なの?』
女: 『ごにょごにょ・・・。』
知り合い:『どこに持っていくの、そのお金?』
女: 『ごにょごにょ・・・。』
信号機が青になり、大勢の人達と一緒に歩きだして、女を後にした。多分、信号機が赤になり、獲物になりそうな顔を見つけてはやっていたんだろうなあ。季節は秋から冬に入った時期だったなあ。心を見透かして来るんだなあ。まあ、短絡的に言えば、隙がある人だってことだね。当り前だけどさ。盗難、スリ、その他、不快な思いをするのはさ。
令和元年10月22日(火曜)曇り 16℃ 午前10:25 世田谷区より。
見ると、首から紐の付いた箱をぶら下げている。そして、両手でその箱を持っている。白い箱だ。箱の真ん中には赤い小さな十字マークが書いてある。そして、お金を入れる為の穴が横一文字に開いている。女は私の目を突き刺すように見ながら、ぐい、っとその箱を私の前に突き出した。女の目は、分かるだろう!、ってな目をしていた。
私はうろたえていた。こんな場所で、信号機前で、一体これは何なんだろう?、ってさ。ええ!!、って感じだよ。な!、な!、何だあ!、何がどうなっているんだあ!、って感じかなあ。どうするんだ、どうしたらいいんだあ、頭の中が真っ白になりそうだった。信号機も直ぐに変わるだろうし。隣に立っていた知り合いが女に尋ねた。
知り合い:『何の募金なの?』
女: 『ごにょごにょ・・・。』
知り合い:『どこに持っていくの、そのお金?』
女: 『ごにょごにょ・・・。』
信号機が青になり、大勢の人達と一緒に歩きだして、女を後にした。多分、信号機が赤になり、獲物になりそうな顔を見つけてはやっていたんだろうなあ。季節は秋から冬に入った時期だったなあ。心を見透かして来るんだなあ。まあ、短絡的に言えば、隙がある人だってことだね。当り前だけどさ。盗難、スリ、その他、不快な思いをするのはさ。
令和元年10月22日(火曜)曇り 16℃ 午前10:25 世田谷区より。
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