2020年5月13日水曜日

本当に食べられるか疑わしいほど臭い食べ物


                     本当に食べられるか疑わしいほど臭い食べ物 


 今は亡くなってしまってこの世にいないんだけど、冒険家の植村直己氏が極北で冒険していた日々、夜になると一ヶ月に1度か2度キビアの夢を見るって言っていたなあ。そう、彼が冒険した極北での出来事を書いて販売した冒険本には書いてある。確かに最初は小鳥の肛門に口を当て内臓をすするんだそうだ。ブルーチーズのような匂いがするそうだ。あるいは、糞の匂いにも似て無くはないってさ。そして、最後はおっしゃる通り小鳥の頭蓋骨をかじって砕き脳味噌を食べるって書いてあったよ。美味しいんだろう。それぐらい。癖になるほどさ。夢にまで出てくるんだからなあ。それも月ごとにさ。味覚が忘れないんだろう。体がさ。  そういえば、日本人が外国人と話をするきっかけにするのが臭い食べ物を食えるか?、って尋ねる事だ。こんな風にさ。  『納豆食えるか? あ!、ん!』  大型スポーツクラブのサウナに入っている金髪外人の男に日本人の爺が尋ねている姿を見たよ。食えるか?、ってさ。金髪の若い外人は、こんな顔をしていたなあ。なんだよお~、またかよお。辞めてくれよお~、聞き飽きたよお。本当に日本人って話題がないし、話す言葉の語彙が少ないんだよなあ。そして、そんな事を言う私も似たような事を外人さんに聞くよ。こんな風にさ。 私: 『納豆って食える?』 外人:『匂いが駄目だあ~。食べられないよ。』 私: 『くさやって食べた事ある。』 外人:『なにそれ?』 私: 『魚の干物なんだけど、臭いんだ。』 外人:『ふう~ん・・・・。』  でも、ほんと、日本人って信じられないほど話をしない国民だよなあ。ほ~んとに。まあ、出来ないんだろうなあ。話しが出来る環境じゃないんだなあ。そして、話しが出来るような環境を作るようになったときに、日本人は初めて豊かな生活環境としっかりした社会環境を手に入れた事になるんだろう。その時が、何が本当の事で、何に価値があるのかが分かった時なんだろう。日本人にさ。  そういえば、こんな事があったなあ。街の喫茶店に入って、注文をする前に若いウエイトレスの女性と注文する品物について尋ねちょっと話をしたんだ。笑顔や笑い声も出てきてさ。それはいんだけど、しばらくすると隣に坐っている爺の連れの婆が入ってきたんだ。そして、普段は会話などしないだろう二人が私に対する当てつけのように話をするんだよ。それが、無理やり強引に話を継続して話しているって感じなんだよなあ。声を張り上げてさ。どうなんだろう。本当に。それはこんな姿だったなあ。俺だって話をする事は出来るんだ。どうだ。分かったか。そんな風に強く感じたんだよなあ。寂しいというより憤りをさ。日本人のせっせこましいみみっちい島国根性をさ。その根性が同じ日本人である私にもあり、どこかで共鳴していたんだろうなあ。そして、話す話に内容がない事に気が付いたのかばつが悪くなって出て行ったのかは分からないけどふたり勘定を済ませて喫茶店を出て行ったよ。ご馳走さん、って大声を出してさ。痩せた前かがみの体を精一杯後ろに胸を反らせてさ。  令和元年10月2日(水)曇り 24℃ 午後13:42 世田谷区より。
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