2020年5月12日火曜日

海外研究生の目が点になって見る日本と日本人

 何時頃だろう、誰でも知っているメーカーで仕事をした事がある。そのメーカーにはたくさんの若いアジア人が日本に来て研修生として働いていた。まあ、アジア各国から選ばれた優秀な人材なんだろう。そして、そんな若いアジア人の研修生が、じ~、っと遠くから体を強張らせ目を留めてそのメーカーの中で起こっているある様子を見ている姿をよく見たよ。その様子とは、日本人が日本人にしている壮絶なイジメだ。外注企業、下請け会社から来ている社員をメーカーの社員がイジメている日本人同士の熾烈極まりない姿だ。そして、イジメられている、イジメている日本人同士は互いに必死になっていて、彼等アジアからの研修生が目を点にして自分達を眺めている事にまったく気づいていなかった。本当に笑ってしまうぐらいにさ。夢中だった。互いにさ。若いアジアからの研修生もやがては自国に帰るだろう。そして、日本で目にした現実を自国民に伝えるのに違いない。そして、すでに聞き広まっているだろう。アジアばかりではなく全世界にさ。知る人は知っているだろう。

 まあ、そんな事で、親日国もいいけど、本当の問題は自国民が自国を真に理解して協力し合っているかなんだよなあ。国が自国民を、自国民が国を愛しているか、って所だと思うよ。まあ、他所の国なんて二の次、三の次でいいんだ。問題は国と自国民がどのような関係で居るかだ。今でこそ何とか食えるようにはなったけど、まだまだ、ってところにいるのが実情だろう。過去もそうだったけど、現在も、日本と呼ぶ国に、騙され、欺かれ、事実を隠されているのが多くの日本国民、日本人だと思うよ。

 静かな気持で現在の日本と呼ぶ国を眺めてみれば、無縁社会、核家族、少子高齢化、戦後を上回る生活保護者数が年々増大している。そして、何時頃からだろう日本と呼ぶ国を息が詰まりそうな閉塞感が厚く覆って消え去る気配がない。随分昔から、東京一極集中が止まらず地方の過疎化により廃村、廃町の様子を呈している村や町が目白押しだ。そして、世界中の人達が驚くKAROUSIと命名された日本人の死ぬまで働いてしまう過労死が今現在も続いており首を傾げている。更に、先進国では考えられないと言う年間2万人の自殺者に腰を抜かしている。でも、本当の数字はもっと高いんだろうなあ。行方不明者8万人を加えると年間10万人が日本の地から姿を消しているんだ。そして、その中には300人前後の幼い子供達が入っている。学校の同級生によるイジメにより自らの命を絶ってイジメの苦しみから逃れているんだ。信じられないけど、幼い小中高生が自殺をしてしまうんだ。10万人の日本国民に取っては日本と呼ぶ国は地獄のような国だったんだ。そして、これからも、ず~、っと続くんだ。年間10万人の日本人がさ。10万人の地獄がさ。今の今も、・・・・。

 そして、現在の日本と呼ぶ国は日本人が生きていくのに必要不可欠な水・水道を外国資本に売り渡している。更に、日本人の食料の根源である種を守る種子法を廃止した。外国企業から種を購入しろ、って事だ。それに止まらず、日本人が自分の意思で生きて行こうとする意思の最高決定機関である最高裁判所の権限より上位に位置する権限をTPPを施行することにより、海外の誰だか分からない機関に譲り渡してしまった。すっぽんぽんだよ。丸裸状態に近い。柵の中の家畜と同じだ。そして、日本は世界一の大金持ちだと言う外貨もいつか取り上げられてしまうだろう。それも間違いなくさ。間違えっこなしにさ。

 まあ、そんな事で、確かに親日国に対しては優しい目を向けるのも分かるけど、現を抜かしているとは現在の日本人の事ではないだろうか?、っと思う気もチラっとしないでもないなあ。世界中の人々が知り影で嘲笑うウサギ小屋住宅に住んでさ。晴れ晴れとした青空の下で今日も添加物に汚染された食べ物を食べて額に汗を流し労働に勤しんでいるんだ。玄関マットのように踏みつけられても踏みつけられてもさ。でも、それが、ひょっとしたら、いいのかもしれないなあ。それが、親日国にはたまらないのかもしれない。重い荷車を黙って黙々と鞭打たれながら引く牛や馬の姿を見ているようで好きなのかもしれない。北海道の重い荷を引いて白い息を吐くばんばを眺めているような気分になるのかもしれない。親日国にはさ。自国には騙され殴られ蹴られ、隣国には嘲笑われ、それでも黙々と黙って働く姿がさ。そして、日本と呼ぶ国は日本人が過労死で死のうが生きようが容赦なんてしない。情けの無用の雨あられのような鞭をくれるんだ。こんな風にさ。

 『世界中の人達から愛される日本って素敵だと思いませんか?』

 劣悪な生活、社会環境の中でさ。可哀想、って気も薄っすらとするけどなあ。

 令和元年10月9日(水)晴れ 24℃ 午前12:39 世田谷区より。

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